思考の沼に沈む前に

答えを求めて心の奥底まで深く深く潜っていくといった経験はありますか?

深く潜れば潜るほど洗練された答えが見つかる可能性も高くなります。

しかし答えを求めて飛び込む先が海か沼かで結果は大きく異なります。

未来にまつわる問題や唯一絶対の答えが存在しない問題などに対する正解を求めて沼に飛び込むと、一切の手がかりすら見つからず、二度と思考の沼から抜け出せず奥底まで沈んでいき、身も心も滅んでいきます。

深く潜って答えを導き出せる問題かどうかを見極めることは難しいです。

何故ならあらゆる悩みは当事者にとってすぐにでも解決策を欲するものばかりで、問題の性質を分析するなどといった悠長なことをしていると、悩みは刻一刻と心を蝕んでいき取り返しのつかないことになるからです。

そこで私が推奨する方法は、今発生している事実だけに目を向けて、杞憂に終わる可能性のある表面化していない悩みは思考から無理矢理にでも削ぎ落とす習慣を少しずつ身に着けるのです。

問題の性質を分析するのは確かに難しいですが、悩みの答えというのは最初は沼の奥底に眠っていても、時が経ち現実味を帯びてくると、沼は海になり、手を伸ばせば届くところまで浮かんできます。

そこまで近づいてきてから思考を始めても決して遅くはないと考えます。

人間の思考の容量には限界があります。

問題の性質を各々の基準で線引きして、堂々巡りを回避することは思考停止ではありません。

取り組む悩みの量を最小限にして思考の容量の空きを確保しておくと、悩みや不安で沼に沈んでいたころには思いもつかなかった考え方や発想が浮かんできます。その時には沼は海へと変わるでしょう。

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